障害者施設火災
6月2日11時28分配信 毎日新聞
2日午前2時25分ごろ、神奈川県綾瀬市寺尾北1の障害者支援施設「ハイムひまわり」から出火、木造2階建て施設約320平方メートルを全焼し、焼け跡から男性2人と女性1人の遺体が見つかった。県警大和署は、遺体は行方不明になっている3人の入所者とみて身元確認を急ぐとともに出火原因を調べている。この火事で隣りの民家1棟も全焼した。
調べでは、行方不明の入所者は▽角田和之さん(60)▽松本幸子さん(69)▽磯崎昭さん(57)の3人。また2階に入居していた村田徴(とおる)さん(51)が煙を吸って肺などに重傷を負った。
当時、施設には男女7人が入所し、2階に男女5人、1階に女性2人が入居、職員はいなかった。不明の3人と村田さんは2階にいたとみられ、1階の2人と2階の女性1人の計3人の女性は逃げて無事だった。
「ハイムひまわり」は94年8月、社会福祉法人「聖音会」(同県鎌倉市、小原勉理事長)が県の指定を受け、知的障害者グループホームとケアホームとして設置した。40歳程度以上の知的障害者を対象にしており、現在の定員は7人。県によると、職員の常駐は義務づけられていない。
2階建てアパートを借り上げて障害者のみで生活しており、職員2人が毎日夕方に訪問し、食事の支度を手伝うなどしていた。
会見した聖音会によると非常駐の男性職員を夜間のみ常駐させていた。しかし5月31日から旅行に出かけ不在だったため、代わりに職員が巡回。1日午後10時すぎ巡回した際には異常はなかったという。
【鈴木一生、山衛守剛、吉住遊】
更に放火の疑いもあるそうだ。
地元とも円滑な関係を築いていただけに残念でならない。
亡くなられた方にご冥福をお祈りします。
この事件には施設側に厳しい意見が寄せられている。
だが、こういった施設の運営は厳しいものがある。
助成金は少なく、職員の収入も低い。
利用者には負担が重く、
作業所の工賃は少なく、利用料の1割負担の方が大きい場合が多い。
その他にも食費は全額自己負担、
ヘルパーを利用すれば1割自己負担だ。
こういった状況の中、
運営者はぎりぎりでスプリンクラーなど設置する余裕など無かったに違いない。
せめて火災報知器だけでもと思われるが、
仮に放火された場所が階段下であったなら逃げられないし、
報知器の音でパニックも予想される。
ならば夜間職員の配置だが、
義務ではないため更なる負担になる。
これでは運営者と利用者の負担が大きすぎる。
それぞれが現状維持で精一杯。
これは法的問題と言うしかない。
政府は道路財源を確保するのに熱心だが、
福祉の財源は後回しだ。
消費税を上乗せして福祉税などと言っているが、
そもそも、消費は福祉に使うと言う話だったはず。
自身たちの給料はびた一文も減らさずに、
上がる物価高もガソリン高も何もしない。
障害者自立支援法の見直しも、
何時になるか分からない。
今回は放火の可能性があるとしても、
今後もこの様な事件が起こるとも限らない。
それを防ぐためにも、
国は福祉に力を注いで欲しい。
高齢者福祉は誰にも訪れるように
障害者福祉は何時誰に訪れるかもしれない重要な福祉だ。
この事件の根底には福祉に対する国の支援の薄さがあると思う。
障害ある人が安心して暮らせるように
政府は考えていただきたい。
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