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November 07, 2006

広島で母親が5歳と3歳の息子を殺害事件

この事件、7日朝のテレビニュースでは子供は自閉症だったとの事だった。
だが新聞はそうは書いてなかった。

(読売新聞 - 11月06日 21:32)
 6日午後5時40分ごろ、広島県警府中署に、同県福山市内の無職の女(34)が「子ども2人を殺した」と自首してきた。乗ってきた軽乗用車の後部座席に長男(5)と二男(3)の遺体があったため、同署は女を殺人容疑で緊急逮捕した。

 調べでは、女は同日夕、同市内の山中に止めた軽乗用車内で、2人の首を手で絞めて殺害した疑い。

 同署によると、女は育児で悩んでいたといい、10月27日に二男を連れて家出し、夫(33)から同署に相談が寄せられた直後に帰宅した。女は精神科に通院していたという。


『育児に悩んでいた』とあるが、他には『育児ノイローゼ』とあった。
物によっては『子供の病気に悩んでいた』なっていた。
これで、この事件をきちんと報道したといえるのだろうか。

自閉症児、特に幼児期はとても大変な時期だ。
不安定でこだわりが強い場合、パニックが多く親は振り回される。
更に他動がある場合、親は走り回る事になる。

睡眠障害がある時は、場合によっては寝てはいられなくなる。
皮膚過敏がある時は、抱きしめて落着かせる事も出来ない。
食べ物の好き嫌いが極端な事もよくあり、食の悩みは親を不安にさせる。

『育児ノイローゼ』で済まされてはたまらない。
そこには障害があり、受けるべき支援が無く、将来が見えないという現状がある。

だからと言って、殺人や心中や虐待を決して許してはいけないと思う。
だが、なぜそれが行われたのか、どうすれば防げたのか把握し議論し制度や支援を見直さなくてはいけない。
そうしなくては、この様な事件は絶える事は無いだろう。

これまで起こった、『育児が原因による事件』の中に、
どれだけ発達障害が原因とするものがあったのだろう。
これらが正確に把握されたていたならば、発達障害の子供への支援は違ったかもしれない。

報道の責任、国の責任、自治体の責任、夫を含む周囲の責任。
それらはなかなか問われない。

国、自治体、周囲の支援。
これがないと障害児の療育は困難を極める。
それが分かるからこそ、この事件は悲しい。

もし、支援があったなら、相談できる人が居たならば、少しでも将来が見えたなら、
もしかしたら避けられたかもしれない。

人事ではないこの事件、私には余りにも悲しすぎる。
それが、きちんと報道されない現状に、悔しく思う。

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Comments

はじめまして、広島県の庄原市に住んでNPOかすたねっとを運営しています。
主に障害者・高齢者支援をしています、妻の兄弟4人が重度の知的障害を持っていることで現在に至っていますが、福山市のこの出来事は身につまされます。
行政関係者や施設関係者がもっと親身に関わっていてあげることができていたらと残念です。
来年2月開催の「市民成年後見人養成講座」について、本日市の担当者と協議する予定ですが、行政はどれだけ家族の痛みをわかってくれるものか?
今後ともよろしくお願い致します。

Posted by: 折口 智朗 | November 30, 2006 at 12:00 PM

始めまして、ジーニーの奥です。
コメントしてくださりありがとうございます。

今まで返信せずに失礼してきましたが、
もう初心者とはいえなくなり、
恥ずかしながらこうして書きました。

障害者に係わる仕事をされている方に呼んでいただき嬉しいです。
こちらこそよろしくお願い致します。

Posted by: ジーニーの奥 | December 11, 2006 at 09:52 PM

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